千葉産の新鮮野菜で作る 干し野菜づくり　5月5日（祝）15:00の部

どんな野菜にも “旬” がある。

 

ここで言う「旬」は、

春のアスパラや、夏のトマト、秋のさつまいもに、冬の白菜というような、

一年のうちで一番おいしく収穫量も多い季節のことだけではありません。

 

時期を外して作られる野菜であっても、

農家さんがそれぞれの野菜の成長の過程のうち、

もっとも熟して、味のバランスが良い時を逃さずに収穫してくれた野菜が

私たちの手元に届いています。

 

そんな野菜の一番の “旬” は、採れたて、

買ってからなるべく時間が経たないうちに食べるのが、新鮮でおいしいですよね。

 

でもそんな野菜の “旬” を凝縮し、“旬のじかん” を延ばすことができたなら。

早く使い切ることのプレッシャーも、余らせて捨ててしまうこともなく、

野菜のおいしさと長く、ともに過ごすことができます。

 

 

◾️ “旬” を凝縮し、“旬のじかん” を延ばす「干し野菜」

「干し野菜」はその名の通り、野菜を干して作る乾物で、保存食です。

野菜を洗って拭いて、切って並べて天日に干す。それだけでできます。

 

それだけと言っても、

その土地の気候やそのときの天気、誰が干すかによっても、

出来上がりの姿はさまざまです。

失敗が少ない野菜もあれば、

少し手をかけないとうまくいかない野菜もあります。

 

普通であれば、干し野菜を「つくる」と表現するところですが、

私たちがウシノヒロバで千葉産の野菜を干していて感じるのは、どちらかというと、

干し野菜を「育てている」という感覚でした。

畑で育っていた野菜は、収穫された瞬間「食材」となり、冷蔵庫等にしまわれます。

それをもう一度、外に出して、野に、自然に還して。

 

土を耕したり、水をあげたりする「育てる」とは違うけれど、

料理に都合のいいカタチに加工する・作るというより、

野菜自身が空気を吸ったり、水分を外気に放出したり、

収穫されてもなお生きている、野菜の呼吸に寄り添う時間になると感じています。

 

ウシノヒロバのスタッフによって育てられた干し野菜が、見た目も風味も人それぞれなのは、

寄り添い方が人それぞれだからなのではないかと思います。

 

そんな「干し野菜づくり」を体験するワークショップを

千葉ウシノヒロバ「育てて食べる部」の中で企画しました。

 

「育てて食べる部」では、農作業を体験したり、収穫物を食べたりすることで、

自然の恵みや農業そのものを身近に感じてもらう体験イベントを、定期開催しています。

 

◾️ お子さんの理科・食育への関心のきっかけにも

今回は、親子でも参加しやすいよう、学校の理科で習うような、

植物のなりたちや成長過程の話も交えながら作り方をお教えします。

見慣れた姿の野菜も、食材としてでなく「植物」としての側面に目を向けると、

いろいろな発見があり、面白いです。

 

食材にはそれぞれ料理に適した切り方があると言われますが、

野菜の植物としてのつくりを知れば、

どうしてその切り方が適しているのか、理解しやすくなります。

 

切る工程だけでなく、干す過程でも、発見があります。

気温や湿度、風の強さなど、季節や気候によって、乾きのスピードにも変化があり、

きゅーっと、縮んでいく過程を観察するのもなんとも楽しいです。

 

このワークショップでは、ウシノヒロバの近隣の農家さんから仕入れた野菜や

千葉県産の食材を扱うお店から仕入れた野菜、ウシノヒロバで作った味噌を使用します。

 

• つちとも会　
• 富田町野口農園　

 

誰かが手間をかけ、育ててくれた食材を、余らせることなく皮も無駄にせず使うことで

食べ物を大事にしたり感謝する気持ちを

大人も子どもも関係なく、みなで共有できる時間になったら嬉しいです。

 

千葉産の新鮮野菜で作る　干し野菜づくり

〜“おいしい時間”を凝縮して旬を延ばすひみつ〜

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🥕体験内容

 

〇野菜を切り、干し野菜のつくり方を学ぶ

〇干し野菜を使った料理を食べる

〇おいしく楽しむことができる野菜のふしぎを知る

 

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◾️ 体験の流れ

★1

 

 

15:00　千葉ウシノヒロバ内 YAHOOにて、人数確認・注意事項などを説明

↓

・野菜の植物としての側面に着目して学ぶ。適した切り方についても学ぶ。

〜普段食べている野菜は、植物全体の中のどの部分？〜

〜野菜は、成長の過程のうちのいつの段階のものを収穫しているの？　

〜収穫されるときの姿以外の時の姿や部分も見てみよう〜

 

・実際に野菜を切って干しかごに並べる

↓

干し野菜料理を実食しよう

・スタッフが前日までに干してつくった干し野菜を使った料理を実食（予定：味噌汁づくり）

〜つくる過程にどんな違いがあるかな？〜

〜生の野菜と味、食感にどんな違いがあるかな？〜　

↓

16:00 終了

・切った野菜は、持ち帰ってそのまま干せる形でお渡し

 

※子ども（3歳〜小学生）のみのご予約はできません。包丁を使う工程があるため、保護者の方と一緒にご参加をお願いいたします。

 

◾️ 晴れている日には、野菜を干そう！

いつものようにスーパーで野菜を買い、調理をする。

その日常は大きく変わらないけれど、

晴れている日には「あ、今日野菜干そう」と、ざるを抱えてベランダに向かう……、

そんなちょっと風変わりで、無理のない変化、

いつもの日常を楽しくするきっかけを体験してみませんか？